夜が来る!(全4巻)

夜が来る!(全4巻)
yoru.gif(2002-2003)

ストーリー・人の心の弱さにつけこむ“ヒカリ”と戦う天文部の学生たち。平安時代に始まり、代々守られてきた封印が破られた。ヒカリの氾濫、消された記憶、血を分けた闘争。だけどストーリーがわからない!ホントわからないよ。


 ・グリーンバニーレーベルから4巻構成で頒布された作品で、下で↓eternal白様も書いておられるように、原作は人気PCゲームだそうです。
 ストーリーは、超能力者(?)のグループが仲間を集めながら敵と戦っていくというもので、あの「幻魔大戦」を強く想起させます。
 冒頭、主人公の少年がグループから才能を試されるシーンなど、「幻魔」で東丈がベガに追い詰められる場面にソックリですし、グループのリーダーが可憐な少女で、主人公と恋仲になるのも、「幻魔」のキャラ配置と同じです。
 この「幻魔」式のグループ戦というのは、後にも「リンかけ」とか「ジョジョ」とかの傑作が多いことからも分かるとおり、どのように作ってもまず面白くなる、強力なフォーマットと言えます。
 だから本作も、出だしは面白くなりそうでワクワクするのですが、ドラマが進むに連れてダメダメ感が強くなり、結局全く盛り上がらないままに終わってしまいます。
 何故ダメかと言えば、
 (1)話自体はシンプルなのに、キャラの描き方が雑で、彼らが何故戦うのか、どんな履歴や信条を持っているのかが分かりにくい。
 (2)キャラたちの能力が上手く差別化されておらず、故にチーム戦の面白さが出ていない。
 (3)エロシーンがドラマの流れを阻害している。
 といったところでしょうか。
 (3)については、エロアニメなんだからエロがなくては仕方がないという御意見もおありでしょうが、エロアニメであればエロを上手く、イヤらしく見せなければならないのに、どうも全体の流れから浮いており、邪魔くさいな、戦闘シーンの方が見たいなという気になってしまいます。これでは本末転倒でありましょう。
 見終わって思うのは、「コレって、エロのない、普通のアニメシリーズとしてTV向けに作れば面白くなったんじゃないか」ということでありまして、それはつまり本作が失敗作であることの証左ではないかと感じます。
 「抜ける度」は2。
 作画は大変シャープで、キャラも可愛いしカッコイイのに、アニメとしては凡庸な出来になってしまったことは残念です。(彩雲11型)



 ・アリスソフトのPCゲーム原作の全4巻。大手の作品だけあって、音楽・デザイン・画像・演技全般に渡って質が高い。テレビ放送しても全然恥ずかしくないレベルです。アニメだけ観てもストーリーがまるでつかめない…なんか知らないけど戦ってるなという程度なのが苦にならなければ楽しめます。アニメーションのキレがよく、絵の粗さをフォローしてクールに見せることで原作知らなくても長く感じさせない出来といえましょう。
生身で軽めに科学を越えた力で戦うというスタイルはよくあります。基本的にキャラや動きがきれいで魔物っぽいヤツのデザインもこぎれいなため、たるんだ感はないです。
では大人の話を。クールさが嫌らしい印象を消しているものの、声優が皆きっちり仕事をしていて思わず見入ります。脚本に無理がないのも一因かもしれません。ノーマルなのと触手とございます。「抜ける度」3です。
DVD4巻の映像特典で1巻からの露出シーン全て見られる(1~3巻の存在を否定しかねない豪快な特典だと言えます)ので、原作知らない人は4巻だけ見るべきだと思います。

…結局天文部らしい要素が見えなかったんですが。(eternal白)
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横恋母(全二巻)

横恋母(全二巻)
yokoren.gif(2009)

ストーリー・浪人生の亮一には父親がいない。しかし美しい母・純子との2人暮らしはそれなりに幸せであった。ところがその純子が突然再婚をしてしまう。亮一は戸惑いながらも新しい家族との生活を始めるが・・・


 ・2009年に「鈴木みら乃」レーベルから2巻構成で頒布された作品で、原作としてPCゲームがあるそうです。
 タイトルから分かるとおり、一種の近親相姦モノですが、ただ単にお母さんとハメてしまうというのではなく、主人公、その母、義姉の3人が、それぞれにコンプレックスや欲求不満を抱え、それが背徳的なセックスに結晶するというドラマになっています。
 主人公は美しい母を愛しており、それを奪った継父とその家庭の破壊を願う。
 その母は熟れきった肉体を持て余しており、情欲の対象として息子を見てしまうが、禁忌を犯すことを怖れて再婚という新生活へ逃げ込む。
 もう1人のヒロインたる義姉(母の再婚相手の連れ子)はファザコンであり、愛する父との生活を破壊した義母とその息子を憎悪する。
 彼らの屈折した心情とドロドロした願望が、獣じみた肉欲に転化、発現していく様がイキイキと描かれており、その丁寧なドラマ立てにはちょっと感心させられました。
 エロとしては、最初から痴女としてのべつに発情してるっぽいヒロインの純子さんが、暴漢(実は息子)に野外レイプされながら「ああイケないわ!お願い許して!でもでもイッちゃううう!」と感じまくり、最後はもうノリノリで乱交に興じる様が圧巻。
 また義姉がお父さんを想ってオナりまくったり、彼女が純子さんに百合責めされたりと、見せ方にバリエーションや工夫がこらされているのは良いと思いました。
 また声優さんたちの熱演ぶりも特筆モノで、それがお仕事とは言え、女の浅ましさをこれだけの迫力で演じてしまうプロ根性には本当に頭が下がります。
 ただ可愛かったりオッパイが大きいだけのマグロAV女優にも見習って欲しいもんですよ全く。
 「抜ける度」は2.5。
 やや劇画調に振られた作画には好き嫌いがありましょうし、近親相姦ネタに抵抗のある人も多いでしょうが、真面目に作られたドラマと、濃いめのエロ描写をバランス良く見せている、まずまずの良作だと思います。(彩雲11型)

ヨーロッパの印象

ヨーロッパの印象
yoro.gif(1989)

ストーリー・ヨーロッパへ観光に訪れた「私」は、雲助タクシーの運転手に身ぐるみはがれた上レイプされてしまう。街で知り合った女剣士と共に、「私」は運転手を追跡するが・・・。


 ・唯登詩樹の短編マンガを原作とした異色作です。
 ここで描かれるヨーロッパは魔物や剣士などが暮らす異世界ですが、それはつまり日本人が外国観光地に対して抱いている「何か怖くて物騒なところ」という意識の戯画化であって、「ヨーロッパの印象」というタイトルと共に、何か文学的な香りすらします。
 主人公がいきなりレイプされたりバスポートを奪われて途方に暮れたりという展開も、ビジュアルを異世界にしてあるだけで、本質は実際に外地で出くわす危険であるかもしれず、無理のない優れた構成だと思う。
 エロ度は高いとは言えませんが、エロでもまだまだ色々な作品が作れるという可能性を示した好編として評価したいと思います。「抜ける度」は2です。(彩雲11型)

妖囁(ようしょう・全二巻)

妖囁(ようしょう・全二巻)
yousyo.gif(2001-2002)

ストーリー・さくら、悠加、美波留の3人娘は特殊任務をこなすエージェントだ。とある新興宗教が慈善で経営する病院に潜入した彼女たちは、そこで行われているというおぞましい犯罪行為の調査を始めるのだが・・・・


 ・ミントハウスというレーベルさんから2001~2年に頒布された作品で、監督は売れっ子の金澤勝眞氏が努めておられます。
 見て驚いたのですが、本作は前にレビューした「回春」という作品と同フォーマット・・・というかほぼそのまんまのお話しで、同作のリメイクというか語り直し版という印象を強く持ちました。
 具体的に両作の共通点を書きますと、
 ・ヒロインたちは特殊捜査員。
 ・彼女たちはナゾの組織に潜入捜査を行う。
 ・そこには裸の尼さん(狂信者たち)がウジャウジャいて、ヒロインたちは捕まってレイプされてしまう。
 ・組織はとある人物を若返らせようと実験を繰り返している。
 ・しかし実験は失敗続きで、触手の生えたモンスターが続々と生まれてしまう。
 ・サイキックの女性がキーマンとして登場。
 ・最後に組織は潰滅。首領も絶命。
 という感じでトレースに近い内容です。
 チンコに数珠をはめたりというディティールも共通していますし、何故か南の島に場面が飛ぶエピローグの構成も同一です。
 原作者が同じでたまたま似ているのか、それともハッキリしたリメイクなのか、真相は存じませんが、いずれにしても何度も見たくなるほどのお話しではありません。要するにつまらないです(スイマセン)。
 ヒロインたちはとことんマヌケでドラマに緊張感がありませんし、悪漢たちのやることもいちいちアホらしくて退屈の極み。
 一方でエロとしても弱く、ヒロインらが捕まって犯されてしまう展開にしても、すぐに解放されてしまうので、ヒロイン堕ちモノとしての旨味に乏しいです(その点「回春」の方がかなりマシ)。
 ただ脇役のロリが犯されるシーンはやや濃厚なので、貧乳ロリ属性の方にはちょっと良いかも知れません。
 「抜ける度」は2に少し足りないくらい。
 ちなみに作画がかなり上質なのは好印象でした。(彩雲11型)

妖獣教室4

妖獣教室4
youju4.gif(1991)

ストーリー・従姉妹の美雪に誘われ、加代は宗徒と共に弥勒の聖地である「御山」に向かった。宗徒は初対面のはずの美雪に、何故か懐かしいような印象を覚える。何と彼女と宗徒には千年前からの因縁があったのだ。


 ・シリーズの4作目で、宗徒の実家やその一族についての説明が初めて詳しく為されます(少なくともアニメ版では)。
 どうやらこの一族、惑星監視機構のエージェントとして代々地球で暮らしてきたらしく、そのシンボルとして弥勒様を崇めているようです。良く分かんないけど。
 その宗徒の父が妖獣の企みによって堕落してしまい、そこへ破戒僧として一族から破門されていた叔父さんが駆け付け、宗徒に力を貸すという構成はなかなか凝っています。
 しかし肝心の宗人クンは前世の因縁がどうしたこうしたというトラブルに巻き込まれており、何やら「淫獣学園EX」とソックリ同じ展開なのにガッカリ。いくら同じ前田先生印でも、こう何度も似たようなオハナシを見せられてはウンザリしてしまいます。
 一方で、エロとしてはこれまでのシリーズ中最もテンションが高く、ああようやくポルノらしくなってきたなと思わせてくれます。
 中でも加代ちゃんが夢幻の中で触手陵辱されるシーンはエロく、後ろ手縛り、M字開脚でヌルヌル虐められるシチュがイケてます。
 桜木ルイ氏も、普段の演技はさておき、濡れ場のアヘ声だけはさすがに味があり、「助けて、宗徒クゥゥン」と哀訴する鼻声が色っぽい。AV嬢にしてはなかなかの健闘ぶりです。
 クライマックスは例によって巨大化した妖獣との戦闘ですが、場所が雪山だけに、前作のようなスペクタクル感は欠いています。
 しかし、それまで渋く構えていた叔父さんが不意に僧衣を脱ぎ捨て、ボンデージルックの変態オヤジ風戦闘モードに変身するのは最高!こういうケレン味あふれる演出がもっと為されていれば快作になったのですが・・・
 「抜ける度」は2.5とします。(彩雲11型)
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